現代っ子と遊びについて 2


強風の日や寒い日はともかく、天気のよい日でも、室内で一日を過ごす親子もけっして少なくないのです。


親子で過ごすことは良いことだと感じていても、戸外まで連れ出して、一緒に遊ぶことをめんどくさがる親が増えているのです。


戸外遊びに慣れた子どもは、少々寒くても戸外での遊びを親に求めるものです。


・・・それは、子どもたちが自然やほかの子どもたちとの遊びを通した交流を心から望んでいるからにほかなりません。


社会性の第一歩は、外界との積極的な交流欲求から始まるのです。


子どものたくましさの中核となる社会性は、遊びが集団性をおびてくると急速に成長するといわれています。

現代っ子と遊びについて


ピアノ、バレエ、水泳、英会話など早くから、わが子に特殊な技能を身につけさせたいという親の欲求は、幼児期の塾やおけいこごとに拍車をかけています。


・・・これは、子どもを早熟にするけれども、忍耐力に乏しく、依存的な社会性を形成する原因となっています。


また、遊びに対する親の意識も、子どもの遊びに変化をもたらしています。


子どもの戸外での遊びを好まない親が増えています。


1歳以後になると、子どもも歩行が可能になり、本能的に外界との接触を好むようになります。


母親が公園や空き地で幼い子どもを連れて遊ばす姿は、よく目にする光景ですが・・・


最近では、一日中部屋の中で子どもを遊ばせる母親も増えていますね。

戻らない時間 8

実際の病名は、急性肺性心でした。

その後、会社は私たちに、「労災の手続きをしても無駄だから、しないほうがいい」と、申請を押し止めようとしました。

それでも、私たちが強く労災申請をしたいと申し出ると、しぶしぶ書類を書きました。

会社から言われたせいか、茨木労働基準監督署へ労災の手続きをしに行ったときも、初めから、「これは認定外になることはまちがいない」と言われました。

いままで一生懸命会社のために働き、夫は職場で倒れたのに、なんのための労災かと激しい怒りを感じました。

まじめに働いた老に対して、役所はなにもしてくれないと思い知りました。

もう、だれも私たちを助けてくれない、そんな絶望感で打ちのめされていました。

このままでは、亡くなった夫は犬死です。

働きすぎの結果が「死」につながり、その「死」に対して、会社も労働基準監督署もなんの補償もしてくれない。

残った家族は、怒りと悲しみを抱えて、黙って生きていくしかないのでしょうか。

四年前までは、「過労死」という言葉さえ知りませんでした。

その私がいまは、この言葉の重みと、痛いほどの悲しみを抱えて生きています。

「過労死」に対する労災認定が、早く正当になされる世の中になるよう、願ってやみません。


今や仕事上のストレスで身体を壊す人がたくさんいますから、なんとかしないといけませんね。

戻らない時間 7

救急隊の方からの電話でした。

「ご主人が倒れられ、すでに亡くなられました」。

とても信じられませんでした。

子どもたちと、あわてて救急病院へ駆けつけ、目の前に横たわった夫の姿を見ても、信じられませんでした。

「これが夢なら、どうか、早くさめて」と祈るばかりでした。

亡くなる四、五日前から、体の不調を訴え、病院に通いながらの出勤でした。

以前から喘息の発作をときどき起こしていたのですが、その日はとくに、「しんどい」と言っていたのです。

会社を休むように言ったのですが、「ほかに代わってもらえる人もいないし、今晩の夜勤があければ、明日は休みだから、もう一日がんばって行ってくる」と言い、でかけたのです。

不安な気持ちで見送った夫の姿が、私が見た最後となりました。

葬儀のとき、会社からは、三、四人の方しか来られず、「香典は普通、準社員は一万円ですが、お宅は特別に三万円を包みました」と言われ、そのほかの補償はいっさいありませんでした。

慰労金も退職金もなにもないまま、三万円の香典のみで、すべてが終わってしまったのです。

あまりにも誠意のない会社のやり方です。

夫は、日ごろから仕事にまじめで、めったに会社を休むことはなく、一生懸命働いた明るい人だったのに……。

お葬式で私たちが悲しみにくれているあいだ、会社側は茨木労働基準監督署へ行き、まだ死亡診断書も見ていないのに、「死因は肺炎だから、この件は労災の認定外です」と、念を押してきたそうです。


香典三万円って、なんだか悲しすぎて怒りが湧いてきそうですね。

独創的な家に3

最初の前提である二階建五〇坪なら、九メートル四方に高さが六メートルほとの大きさがいる、これだけの容量で一番丈失な形ぱといえば球体である。

しかし、球体だと窓もガラスも曲面にしなければならないし、既成のドアを球体にはめこむには難しいし金がかかる。

では球体の次に丈夫なのはなにか。

それは円筒形ではないか。

そのようにして川合さんは結局、高さと幅が一対ニになるような楕円形の断面をもつ円筒形に決めていったのである。

幸いなことに、農業の用水路や下水道に使われている波形鋼板の規格製品なら、まさにこの目的にぴったり合う。

さらにそこにこだわりのソファー ベッドなども入れた。

強度はもちろん十分だし、コストも注文するよりずっと安くすむこれは、二・七ミリ厚、たて一〇五〇ミリ、よこ二二六〇ミリという規格の亜鉛メッキした波板で、これをちょうど一〇トン分使えば考え通りの大きさの円筒形が組立てられる。

ネズミに関する俗信


日本で鼠を(特に白鼠)を大黒天(七福神の一)の使者というのは、なぜでしょう。


大黒天が厨家豊饒の神であるから、厨房の飲食や倉庫の器具を損ずる鼠害をのがれるために、子の月である十一月の子の日を大黒天の祭日にしたところから出たことだそうですが(『滑稽雑談』)・・・


それに関連して一年中の鼠害を減ずるため、中国では七日とか十[とかの夜にかぎって「鼠」ということばを忌みます。


鼠に伽馳走を食べさせ、日本でも貴族の奥向きなどで年始三日間、鼠と呼ばずにヨメと替名し、その夜は謹慎して鼠に好餌を食べさせました。


俳譜で嫁の君といい、年始ごろ鼠が天井などで交婚して騒ぐのを鼠の嫁入りといって祝うようになったのです。


これを中国の直隷の呉県では鼠嬰婦、山東の臨邑県では鼠己といいます。


江南の懐寧県では豆・粟・梗米を妙って部屋(隅に出しておいて鼠に食べさせ、その夜は鼠のことを一切口外せず、灯火をつけて邪魔をすると鼠が怒って年由崇りをするといっていたが、鼠に食事をあたえる行事秤日本にはないと南方熊楠の『十二支考』に書いてあり言す。


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独創的な家に2

ベッド 通販などが地震で倒れるのが心配なら、最初から倒れている建築をつくれはいい倒れているものをさらに倒すのは、いくら地震でもむずかしいだろう」

「背の高い建築なら別だけれども一戸建ての家に基礎なんかをつくっておったのでは、それだけのお金がもったいない」

というわけである。

実際上、結果としてもっと有利になったことがある建物ではないから固定資産税がかからないのである。

もっとも、役所としてはいつまでも見て見ぬふりはできなかったのだろう。

建ててからニニ年目の昭和五四年ごろ、法務省と豊橋市のお役人がやってきた、「住んでいるなら税金を払ってほしい」というから、「脱税の目的でこんな建てかたをしたわけでないから払いましょう」と、川合さんはやむなく従うことにした。

不動産の登記も勧められたが、これには従わなかった。

独創的な家に1

「鉄板だとか亜鉛だとか、価格が安定していてある時点になったら分解できて簡単に移動できるものを、建築家は専門家としてもう一ぺん検討してほしい。

いま使っている住宅の材料では、つくる過程であまりにも手間がかかりすぎます」

川合さんのこの家は、前に書いたように基礎も土台もなく、だから法律的にいうと建築とはいえない。

なぜそうなっているのか。

その理由もまたきわめて独創的である。

それは次のような次第だからである。

家やソファー 通販などの家具というものは五〇年、六〇年、いや一〇〇年ももつものをつくったにしても、世の中の変動についていけるとは限らない。

実際、都市開発などのために強制的に引越しさせられる場合もある。

基礎を深く掘って大地に根を下ろしたら、そうした時動きがとれなくなるではないか。

大地とつながっていなければ、ヘリコプターで運ぶこともできる。

それに、基礎がなく、構造上一応大地と縁を切ると、地震の時の危険もなくなる。

鍛冶屋のある光景

●水戸の鍬・石岡の鎌(茨城県)

那珂湊は水戸藩が大砲鋳造用に反射炉を築いたことで有名だが、水戸では明治時代に鍬の改良が試みられて水戸の改良鍬として知られた。

進取の気風が強かったのである。

一方、旧府中の石岡は表側に刃金を付けた石岡型の鎌の産地として知られた。

今日に数軒鍛冶屋が残っているが、幕末から越後三条の鎌屋がこれをまねて作り、この地方一帯に越後鎌を普及させていったのである。


●久留里・館山の鎌(千葉県)

房州の館山や久留里(君津市)は草刈り鎌の産地として知られていた。

この地方の鎌は関東内陸の鎌とはすこし異なった形をしており、久留里型・房州型の名が残っている。

そしてこの形は対岸の相模平野の鎌型とも似ていて、かなりの量が相模向けに移出されたらしい。

久留里は戦時中には海軍の短剣などを作ったというが、今はすたれ、館山のほうでは各地向けの鎌が生産されている。

最近ではロートアイアンを扱う店も多い。

セカンドハウスで暮らす4

■自然のままが最高
現在植わっている樹木を切り倒すことはできるだけ控え、それらをプランの中に組み込んだ構成で、広く大きいテラスにできれば最高です。

自然に生えている樹木の下、木漏れ日の中でお茶を飲み、自然のオゾンを胸一杯に吸い、花 種などの自然の囁きを聴く。

そのようなゆとりのあるスペースとしたものです。

テラスの位置は建築計画の平面プランのときに決めてしまうことが多いのですが、建物とのバランスや日当たり、四季の景色の移り変わりのよくわかる場所なども検討材料に含めて、慎重に決めてください。

ガーデンテラスにおいては、テーブル、パーゴラ、バーベキューコーナーなども重要な構成要素です。